今回は、簡単にふんわりした雰囲気の写真を撮る方法をご紹介します。この方法は、写真撮影時に2つの要素を合わせるだけなので、カメラ初心者の方でも簡単にできるようになります。
1.ふんわりした写真の条件とは
ふんわりした雰囲気の写真は、「逆光」かつ「背景がボケた状態」で再現することができます。もちろん、違うパターンもありますが、ふんわりした感じの写真は、逆光という条件下で撮影されたものが多いです。
2.逆光の撮り方
ポートレート撮影における逆光とは、モデルを正面に見たときに、モデルよりも後ろの位置に太陽がある状態のことです。逆光撮影は、背景とモデルの明暗差が大きくなるので、露出をオートに設定すると、モデルの顔が暗くなってしまいがちです。カメラは人物ではなく、背景(明るい方)に露出を合わせるからです。オート設定にする場合は、露出補正をプラスに設定して調整しましょう。露出をマニュアルにする場合は、モデルの顔に露出を合わせましょう。
3.背景ボケの撮り方
背景ボケは、望遠レンズや単焦点レンズで手軽に撮影することができます。レンズの焦点距離にもよりますが、絞りをF4以下に設定すると、ボケの効果を強調することができます。また、モデルと背景の距離を大きくすることも有効です。しかし、絞りを浅くしすぎると、ピントを合わせた部分しかフォーカスされなくなる場合があります。ポートレート撮影においては、何パターンか絞りの設定を試して、自分のイメージに合ったボケをかたで撮影できるようにしましょう。
4.まとめ
ふんわりした写真は、逆光と背景ボケを組み合わせるだけで簡単にできます。そのほかのポイントとしては、夕方の時間で、夕陽を背にして撮影するとドラマチックな雰囲気になります。また、露出をオーバー気味にすると、ふんわりした感じが増しますので、試してみてください。