機材は何が必要か
どの仕事でも共通する機材
フォトグラファーの仕事をするために、ゼロから機材を揃える場合に、 必要となるものを挙げていこうと思います。・一眼デジタルカメラ
・レンズ
・外付けストロボ
・カメラバック
・その他備品
上記については、どのような撮影でも必要になるかと思います。 自前で調達できることが理想ですが、撮影の案件によっては、仕事発注元の会社で 全て貸し出しをしてもらえる場合があります。
一眼デジタルカメラ
一眼デジタルカメラは、Nikon、Canon、Sonyのメーカーがプロの現場でよく使用されています。 特にNikonとCanonはプロフォトグラファーに対するサービスがある為、プロの現場で多く使用されています。 フォトグラファーの仕事で使用するカメラのクラスとしては、 一般的にミドルクラス(中級機)以上の機種が推奨される傾向にあります。 ミドルクラス以上の方が、カメラの機能が充実していたり、性能的にも優れていることが理由です。 カメラは精密機器となり、急な故障も起こり得るため、最低でも2台所有することが望ましいです。最近ではミラーレス一眼のカメラも性能が良くなり、プロの現場でも見かけるようになりました。 将来的には、ミラーレス一眼のカメラが主流になるのでは無いかと思っています。 プロの現場で必要な一眼デジタルカメラの特徴としては、下記となります。
・ミドルクラス以上の一眼デジタルカメラ(最低2台)
・メーカーはNikon、Canon、Sony
・画像素子はフルサイズかAPS-C
・ダブルスロット(記憶媒体を2枚差せる)
レンズ
フォトグラファーの機材として、カメラボディと同様に重要であるのがカメラレンズです。 撮影のジャンルによって、使用するレンズが異なるため、一概にこれが良いということはできません。 汎用的なレンズとしては、ズームレンズがお薦めです。広角ズーム、標準ズーム、望遠ズームの 3つを所有できれば、どのような撮影ジャンルでも困らないかと思います。 ズームレンズは、開放値の明るさによって価格が変わりますが、 最低でも開放値がF4のものを選びたいところです。 その他、カメラ初心者の方は、手振れ補正機能がついているレンズを選ぶと安心です。 どのような現場でも対応できそうなカメラレンズを以下にまとめます。・ズームレンズ3本(広角、標準、望遠)
・開放値はF2.8~F4
・初心者は手振れ補正機能付きレンズを推奨
・レンズ保護フィルターも必須
外付けストロボ
次はストロボです。メーカーによってスピードライトと呼ぶ場合もあります。 個人的には外付けストロボは、カメラボディと同じメーカー(純正)を選ぶ方が良いと思います。 どのメーカーも、ストロボの光の強さをガイドナンバーという数値で表示しており、 撮影ではガイドナンバーは最大40程度あればよいかと思います。 ストロボは屋内の撮影で使うものと思われがちですが、屋外でも出番が多いです。 例えば晴天時の屋外撮影で、人物の影を目立たなくする為にストロボを直接当てたりすることもあります。 外付けストロボを選ぶ際のポイントは下記の通りです。・ガイドナンバーが最大40程度かそれ以上のストロボ
・最低2個
・メーカー純正がお薦め
カメラバック
カメラ機材の持ち運びには、カメラバックが必須です。 購入に関しては、カメラバック用途として販売されているものを選定しましょう。 カメラメーカーよりも、アウトドアブランドやバックメーカーが製造しているバックの方が、 デザインが素敵なものが多いかと思いますが、カメラ持ち運び用途で作られていないものは、耐久性が低いです。 実際に、カメラバックであっても、数年で買い替えを余儀なくされる場合もあります。 機材は硬くて重たい物が多いので、移動の度にカメラバックへの負担も大きくなるからです。 カメラバック選定のポイントは下記です。・カメラバック用途で製造されたもの
・リュックタイプ、キャリーケースタイプはどちらでも良い
・バックの買い替えは早くする
その他備品
上記に挙げたもの以外でも、カメラ機材と合わせて用意するものがあります。 代表的なものについて説明します。・単三電池
主にストロボで使用します。消耗品となるので、エネループなどの充電式の電池が繰り返して利用できるのでお薦めです。
・ブロアー
カメラやレンズに付着したゴミやホコリを吹き飛ばす為に使用します。またレンズ交換のタイミングでもブロアーは必須となります。
・記憶媒体
カメラボディによって異なりますが、SDカードやCFも必要です。1回で撮影する枚数にもよりますが、64GB程度あれば困らないかと思います。