フォトグラファーになるには

フォトグラファーになるには。をテーマにした現役フォトグラファーのブログです。

副業フォトグラファーへの道

【連載 2回目】副業フォトグラファーへの道「現場で求められる撮影技術」

投稿日:

副業であってもフォトグラファーの仕事では、撮影技術でプロの水準を求められます。しかし、仕事のジャンルによっては、研修期間を設けていたり、応募時点ではプロの水準に至っていなくても可とする発注者もいたりします。今回は、最低限あった方が良いと思う撮影技術について書きます。




現場で求められる撮影技術

露出

露出とは、シャッタースピードと絞りを調整して、適正な明るさの写真を撮る為の設定です。一眼レフでは、マニュアル設定だけでなく、プログラムオートや絞り優先モードなど、カメラ側で調整する機能を持っています。写真の仕事においては、マニュアル設定で露出を調整できる技術が必須です。

一眼レフカメラの失敗でありがちなのが、露出をオートの設定にして、逆光という状況で人物を撮影した時に、背景側の明るさで露出が調整されていまい、人の顔が暗くなってしまうというケース。カメラの露出オート設定は、撮影条件が厳しくなるほど、意図しない動きをしていまう場合があります。マニュアルで露出を設定すれば、このような失敗は少なくなります。ただし、屋内から屋外に出る時など、周囲の明るさが変化する状況下では、露出設定を都度変更する必要があるため、ある程度の慣れが必要になります。

簡単な例を挙げましたが、露出をマニュアルで設定できないと、仕事で撮影できる範囲が限られてしまいます。研修期間でマスターすることもできると思いますので、オートしか使ったことがなければ今からチャレンジしましょう。露出をマスターすると明るさの調整だけでなく、背景をボカしたりと写真表現の幅が広がります。

ピント合わせ

ピント合わせも、露出と同様に重要な撮影技術です。プロの現場ではシビアに見られます。ピントはオートフォーカスが主流なのでカメラに依存する部分が多いのですが、しっかり合わせないと撮影した画像を拡大したときに、ピントが合っていないということも多々あります。ピントの甘い写真は、納品できないことが多いです。

プロとして撮影する場合は、どのような状況だとピントが甘くなりやすいかを把握しておく必要があります。特に動く被写体を撮影する時や、絞りの浅い設定で撮影する時はピントが甘くなりやすいので注意が必要です。

対策としてピント合わせの上手いカメラを使用することも、ひとつの解決策となります。人物撮影においては、Sonyの「顔検出/スマイルシャッター」機能などはプロフォトグラファーからの評判も高く、自身の撮影技術を補ってくれます。

最近では、デジカメの画像をプリントだけではなく、テレビやPCモニターなどの大きいサイズで見る人も多いため、L判プリントよりもピントの甘さに気づかれやすくなります。まずは、自身でも撮影データをPCモニターやテレビなどでチェックするようにして、ピントが甘かったら、どうすれば改善できるのかを考えるようにする上達します。

ホワイトバランス

ホワイトバランスはピントや露出ほどではありませんが、オートとマニュアルの設定方法をある程度習熟しておく必要があります。ホワイトバランスはプロの現場でも、オートを使用するケースが多いのではないかと思います。ホワイトバランスはオートだけでなく、晴天モードや電球色モードなど様々なものがあり、それぞれの特徴を抑えておくと良いでしょう。

また、カメラの知識に自信がある方は、ホワイトバランスをマニュアルで設定できるようにすると更に撮影の幅が広がります。マニュアルの場合は、ケルビンという数値で色温度を調整します。マニュアルで撮影するメリットとしては、撮影データを画像編集ソフトで色補正する時に楽だという点です。RAW現像の際は、色温度を変更することができますし、jpeg撮影であっても同環境下の撮影における、色のばらつきが少なくなり修正しやすいというメリットがあります。

まとめ

今回説明したものは、あくまで最低限必要な知識であり、他にも知るべき情報が多々あります。しかし、撮影する案件によって求められる知識などが異なるので、現場に入ってから確認すると良いでしょう。私も撮影現場で仕事を始めたころに、露出をマスターすればプロとしての道が開かれるというようなことを、周囲のフォトグラファーによく言われていました。まずは、マニュアルの露出設定で、適正な明るさの写真を撮れるようになりましょう。

-副業フォトグラファーへの道

執筆者:

関連記事

【連載 11回目】副業フォトグラファーへの道「PC・インターネット環境を使う場面」

今回は副業フォトフラファーの仕事におけるPC・インターネット環境について書いていきたいと思います。結論から先に言うと、PC・インターネット環境は必須となっています。また、請求書を紙で送る必要がある場合 …

【連載 14回目】副業フォトグラファーへの道「撮影基本③ 人物ポートレート」

今回のテーマは人物ポートレートです。被写体となる人物モデルにポーズを付けて撮影することです。基本的な撮影方法を説明します。 目次撮影基本③ 人物ポートレート人物ポートレートの基本全身撮影バストアップ顔 …

【連載 12回目】副業フォトグラファーへの道「撮影基本① 背景がボケる写真の撮影方法」

今回から副業フォトグラファーとして、知っておきたい撮影の基本的なことについて触れていきたいと思います。 目次撮影基本① 背景がボケる写真の撮影方法背景ボケとは背景ボケが人気の理由背景ボケの作り方まとめ …

【連載 8回目】副業フォトグラファーへの道「出張写真撮影」

今回は登録制の出張写真撮影について書きます。出張写真サービスはWEB媒体やSNSを中心に利用者が増えているサービスです。 目次出張写真撮影報酬の目安使用する主な機材難易度出張写真撮影で稼ぐにはまとめ …

【連載 13回目】副業フォトグラファーへの道「撮影基本② 露出の操り方」

露出を操ることは、プロのフォトグラファーでは基本的な技術です。実際に露出をどのように設定すれば良いのかについて説明します。 目次撮影基本② 露出の操り方露出とは適正露出で撮影ハイキー撮影ロウキー撮影ま …